夢見る少女じゃいられない

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水たまりに映り込む二人の影

結局、自分はどうなりたいんだったっけ。 問いかけても、何も答えが見つからない。即答できない自分には、覚悟も信念も、何もないんじゃないかと思ってしまう。もう40過ぎのいい大人なのに。


成り行きで選んできた人生これまでの人生のように。なんか良さそうととか、人がいいからという理由で物事を選択していきた。大学も仕事も日々の暮らしも。「なんか良さそう」「あの人がいい人だから」という理由で、ふわふわと選択してきた。自分の信念と呼べるものがないから、それっぽいことを言う誰かの言葉に頭を支配され、動けなくなる。

「私はこういう人間で、ビジョンはこれです!」 胸を張ってそう言えれば、どんな状況でも生きていけるのだろうか。 もうすぐ43歳。経済的な余裕も、確固たるスキルもない。そんな自分が情けなくなる。 けれど、自分だけが知っている「大切なもの」を、ずっと隠し持って生きているような気がしてならない。それが唯一の希望なのかもしれないけれど、この歳になってもまだ、それを言葉にできない自分に焦っている。

自分のことを「社会不適合者」と呼んできたけれど、根拠もなく「何かいいものを持っている」とも信じてきた。そして、誰にも気づかれないように、ずっと大切に握りしめてきた。
新人のプロレスラーはアメリカ遠征に行くと、自分のキャラやスタイルを見つけて帰ってくるらしい。僕も、ただ持っているだけじゃなくて、自ら受け取りにいかなければいけないのだろうか。

AIに聞けば、僕の代わりに簡単に言語化してくれる。 いつもいい線いっているとは思うけれど、何度聞いても自分の口からはスムーズに出てこない。結局、腹落ちしていないのだ。 もう少しで言えそうなのに、言葉にならない。焦らせるから、余計に奥へ引っ込んでしまう。

そもそも言語化できたらからと言って、前に進めるのだろうか。 「不意打ちで聞かれて答えられなかったら、本物じゃない」 そんな恐怖がどこかにある。持っているだけで使えないなら、意味がないと思っている。

じゃあ、どうしたらいいんだろう。 その答えすら、まだ僕の手元にはない。
いつまで夢見る少女でいるんだろう。

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