僕はとにもかくにも自信がない。基本ずっと手汗をかいている。小学生の頃、音楽のテストでクラス全員の前でリコーダーを吹く時に、手が震えることに死ぬほど悩んでいた。泣きつくようにして親に相談した。中・高の時は、テスト用紙が手汗でビショビショになって波打っていたのも鮮明に覚えている。そんな自信が持てない自分が辛かったんだろうなぁ。
そんな時代を経て、今もあいもかわらず自信がない。それを悟られないように涼しい顔をしておく技術も身につけた。(なんの自慢?!)僕は、ある生存戦略として自然に身につけていた。それは、先にできないことを告げてしまい、できなかった時のダメージを最小限にする「先行逃げ切りのスタイル」。
「私は自信がないタイプなので」「◯◯さんの方が上手くできると思いますよ」こうやって自分に向けられる責任やプレッシャーを回避してきた。「僕に期待しても無駄ですよー」「思っている成果は出せませんよー」と遠回しに伝わるように。とにかく無価値観を感じたくなくて、自分を守ることに必死だったんだよなぁ。
そんなズルいとか、逃げているだけと思われるかもしれないけど、自分にはそうすることしかできなかった。(現在進行中)そんな自分が、とあるオンラインコミュニティに参加した時に、『自分の弱さ』を正直に吐き出せるのがすごいと何人かに言われた。自分の弱みが、実は強みになることもあるんだなぁ、と思える体験をした。
弱くて自信がない自分だからこそ、同じように悩む人の気持ちを理解できる。もしかしたら誰かの光にだってなれるかもしれない。最初にカッコつけて、墓穴掘るくらいなら、このまま自分のスタイルを貫き通してみるのもアリかもな。
万人にわかってもらえなくても、誰か一人だけを勇気づけられる自分の可能性を信じてみようかなとも思った。自信って持ちたくて持てる訳じゃないもんな。
僕のDNAをしっかり受け継いでしまった息子にも、手汗をかいて、震える手のまま生きてもいいんだよって伝わればいいなぁ。
僕の「先行逃げ切り型」人生
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