偏愛モノ③ 『LUNOR M5 Mod.04(AG)』

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LUNOR M5 Mod.04(AG)

一周回って、LUNORのメタルフレーム「M5 Mod. 04 AG」に戻ってくる。いや、実際にはもう何周したかわからない。

少し物足りなく感じて、ファッション性の高いブランドに浮気したこともあった。
でも結局、最後はLUNORに落ち着く。久しぶりに帰省した実家のように、違和感なくスッと自分の顔に収まってくれる安心感があるのだ。

細い仕様などの商品詳細は公式ページや他の専門サイトに任せて、ここでは、僕の肌に触れ、心に馴染んだからこそわかる『温度感』のようなものを少しだけ綴ってみたい。

①実家のような安心感とにじみ出る気品

LUNORの眼鏡は、あくまでもクラシックを貫いたスタイルであり、決して奇をてらったデザインではない。だが、掛けているだけで気品ある洗練された雰囲気をさりげなく演出してくれる。ただテーブルに置いているだけでも、放たれるオーラや重厚感につい見惚れてしまう。

一見、少々格式が高い気がして取り入れづらそうに見えるが、そんなことはない。僕はスウェットやデニムなどのカジュアルな装いの時こそ「ハズし」として取り入れ、ちょっとした優越感に浸っている。日に日に増えていく白髪混じりの自分との相性も、ますます良くなっている気がしてならない。

②小っ恥ずかしさがない枯れたアンティークカラー

僕の場合、ゴールドのアクセサリーを身につけることが多いので、カラーはAG(アンティークゴールド)一択だった。このブランドならではの、質感のあるAGカラーの雰囲気がたまらなく好きだ。艶のあるタイプも悪くないが、僕には少し小っ恥ずかしい。だからこそ、この落ち着きのあるアンティークカラーを選んだ。

ただ、LUNORの眼鏡は正直好みが分かれるし、誰にでも似合う眼鏡ではないかもしれない。派手なブランドではないので、華やかさを出したい人には少し物足りなく感じるだろう。ブランドの背景を考えても、ある程度「モノの良さ」を知っている人が愛用しているイメージがある。

でも、もし若い人が気になっているなら、背伸びをして掛けてみてもいい。眼鏡は、掛けているうちに後から似合ってくることも多いアイテムだから。LUNORをベースにしたスタイリングを組んでみるのも面白そうだ。僕自身、もう少し若い時にこのブランドを知っていたら、ファッション観が変わっていたかもしれない。

③30年後、白髪のおじいさんになっても……

ファッションアイテムには名品と呼ばれるモノがいくつかあるけど、この眼鏡は間違いなくそのひとつと言えると思う。以前、同ブランドのVシリーズ V-108も所有していたけど、一回り小さめサイズのこちらの方がよりクラシックでしっくりくる。

これからも、そんなLUNORの渋みが似合うよう「オジ具合」を深めて、おじいさんになっても掛け続けていきたい。普遍的なアイテムだからこそ、飽きることなんてない。むしろ、これからも使い込むことで愛着もアジも深まっていくはず。

本気で一生掛け続けると思う。20年後、30年後も、ずっと共に過ごしていきたい。

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