コーヒーと自分への嘘

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コーヒーミルに入った豆を写した様子

僕は毎朝、たいして美味くもないインスタントコーヒーを飲んでいる。メーカー側も、まさかそんな気持ちで飲まれているとは思ってもみないだろうな。ところが最近、自分で豆を挽いて、コーヒーを淹れる愉しみ方を知ってしまった。

豆本来の香りを楽しみながら、少しの手間や時間をかけて淹れる自分だけの一杯は格別だ。それまでは、インスタントでもドリップでも、正直なんでもよかった。味なんか気にせず、「朝にコーヒーを飲む」という行為だけで至福の時間になっていた。より美味しい淹れ方を知ってしまったがために、僕の中でインスタントの序列は下がり、今ではなんだか「妥協」して飲んでいる気がしてならないんだなぁ。

ふと考えてみると、この「これじゃない」という違和感を抱えながら、なんとなく続けている習慣は他にもたくさんある。 思えば、なんとなく居座り続けた会社員時代の自分もそうだった。そんな自分への嘘は、身の回りの些細なところにも溢れている。 汚したくないからと着てないままの洋服、節約のために伸びっぱなしの髪、調整もせず顔に合わなくなった眼鏡。黒が欲しかったのに選んでしまったグレーの車……挙げればキリがないなぁ。

本当は望んでいないのに、なんとなくそのままにしてしまう。そんな小さな「まあいいか」の積み重ねが、今の自分を作り上げているんだと思う。美味しくないコーヒーを無意識に飲み続けることは、自分に嘘をつき続けて働くのと同じかもしれない。サイズが合わない服を、思考停止で着続けているのと同じことなんだろうな。

まずは一歩だけ踏み出してみようと思う。 自分で豆を挽いたからこそ、見えてきた景色がある。自分の選択ひとつひとつが、人生を面白くもするし、その反対にもなるんだなぁ。

まだ完璧にはできなくても、「心地よさ」を目標に行動を変えることはできるはず。 もっと美味しいコーヒーが毎日飲めるように、収入を増やしたい。良い靴を長く履きたいから、良い眼鏡を快適に掛けたいから、ちゃんとメンテナンスにお金をかけたい。

そして、後回しにしている小さな「好き」に、もっと想い入れを注げる自分になりたいなぁ。
そのためにも、自分に嘘をつかない一杯を明日も丁寧に淹れていこう。

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