何者でもない自分として、一歩を踏み出してみる

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ブルージーンズにローファーを合わせて右足の様子

改めて銀行口座の残高を確認してみたら、嫌な汗が吹き出してきた。支払いがかさみ、想像以上に残高が減っていたのだ。定期的にやってくるお金の不安や焦りが、また再燃してきたなぁ。 現在は休職中で、貯金を切り崩しながら生活している。いつまでもこの生活は続けられない。まじで焦る。現状やこれからのことを想像していると、自分の胸の鼓動に圧倒されて、ぶっ倒れそうになる。

今、そんな自分とどう向き合えばいいんだろう。前回退職した時は、不安に耐えきれなくなって会社員のレールに戻ってしまったんだよなぁ。また、ついそっちの世界に戻ってしまおうか、という気持ちがよぎってしまう。42歳、ノースキルの自分にその席が空いているのかも微妙だというのに。

どの職場でも、いつもおんなじところでつまずいて、おんなじように心が泣き叫んでいた。その結果、適応障害になった。ただ、いくら収入が安定したとしても、心が安定しない状況では生きづらくなるのを痛いほど味わってきた。「こだわりが強すぎる」「コミュニケーション能力が皆無」「本質に触れたことじゃないとやれない」。自分が世間的に受け入れられないことも、もう受け入れようと思っている。

だからこそ、そんな自分として生きていく覚悟ができたら、少しだけ心が軽くなった。たしかに、まだ何者でもない自分を受け入れるのって簡単じゃないんだよなぁ。毎日、何かしなければ「存在する価値がない」「見捨てられる」という恐怖と戦っている。

でも、それはほとんど事実ではない。また、社会が決めた常識や決まりに自分を無理やり押し込めて、「安心」という名の幻想に居座ろうとしているんだろうなぁ。 もう、そんな誘惑に惑わされることなく、会社員として何者にもなれなかった自分として一歩を踏み出す。何者かになりたいけれど、何者になんかならなくてもいいし、何者になれないまま踏み出しでもいいんだ。ただ自分がいつも穏やかに、心地よく生きていたいんだなぁ……お金への不安を忘れて。

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