苦い感情も、冬のコーヒーを美味しくするスパイスになるんだなぁ。

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テーブルの上に置かれた白いカップに入ったコーヒーと新聞紙

真冬の冷え込む朝に飲むコーヒーは格別だなぁ。 寒さが厳しくなるほど、熱い液体が口から喉を通って、胃に落ちていく感覚をいつも以上に味わうことができる。いつも飲んでいるコーヒーのはずなのに、ちょっとした意識や視点の置き方を変えるだけで、こんなにも違った体験になるんだなぁ……と気づかされた。

厳しい寒さと同じで、不安で頭が支配されている時や、生きるのが辛くて苦しい時こそ、自分の感情を深く味わえるのかもしれない。気持ちがざわついている時や落ち込んでいる時は、思考が暴走して悪い方へばかり向かってしまう。そんな時こそ、コーヒーをじっくり味わったり、愛用している服や靴を眺めたりして、嫌なことから物理的に距離を置いてみる。できるだけ思考が飲み込まれる前に、自分へ意識を戻してやることが大切なんだろうなぁ。

「なんで無視するの?」 「文句があるならはっきり言ってよ!」 「自分の正しさばかり押し付けてくるな!」

まさに今、僕は身近な人にアレコレ言いたくなって、思考が暴走しかけている。でも、あえてそこでじっくりとコーヒーを味わってみたら、やんわりと気持ちが落ち着いてきた。そしたら、今度はその荒ぶった感情を「かたち」にしたくなって、こうして文章を書いている。行動の出発点は、いつも自分の感情なんだなぁ。

この瞬間は、自分だけのものだからなぁ。 意識が自分に戻っていることを、しっかり実感できている。その時の主導権は、あくまで自分。他人に惑わされることなく、思考の暴走を自分の手で手放す。自分と向き合ってこその「成功体験」ができた貴重な瞬間だったなぁ。

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