少しだけ前を向けているかもなぁ。絶望の中にいたら悪いことばかりに目がいきがちだけど、自分のいる角度をちょっと上げてみれば、実は良いことも何個か転がっているんだよなぁ。深い暗闇の中では、差し込む一点の光すら視界に入ってこないものだけど。
ちょっとストイックすぎるんだろうなぁ。なんとなくで設定してある自分の基準に達しないと、自分を評価してあげられないんだよなぁ。写し鏡みたいに、自分に厳しくするのとおんなじように、他人にも厳しくしすぎてしまう。知らず知らずのうちに、身近にいる大切な人を「基準」で測って、存在を否定したり、思い通りにコントロールしたりしていないかなぁ。
簡単ではないけれど、絶望している自分に「そこまで思い詰める必要ないかもよ」と、俯瞰して声をかけてあげられたら、どんなに気持ちが軽くなるだろうなぁ。自分の感情に気付けない限り、それはただ通り過ぎていくだけだもんなぁ。守備の名手のように、どんなボールでもキャッチできるように、心の準備だけはしておかないとなぁ。なるべく取りこぼさないように、自分の体の馴染んだ着心地の良い服を着てリラックスしておこう。
そうやって感情をしっかり受け止めたら、ようやく光のある方に向かっていけるのかもなぁ。

