布団の中で自分を許せてあげた話

昨日は偏頭痛がひどくて、一日中ベッドの上で死んでいた。身体は動かないのに、頭の中はうるさくて自分を責める言葉ばかりグルグル駆け巡っていた。

「ちょっと前にも体調崩したよね。何やってんの？」
「未来につながる行動をできていないぞ！」
「仕事もしていないのに病気するなんて。」
「周りのみんなは頑張っているのにやる気あるの？」

そんな気持ちを振り払いたいと、すがる思いでふとYouTubeで見かけた動画に救われた。そこには、いまの自分に必要なことがピンポイントで語られていた。「事実と解釈を分けること」そして「親友にかける言葉を自分にもかけてあげること」

決して目新しい知識ではないのだが、その時の弱った自分にはスーッと染み渡った。
自分はとにかく事実を無視して思考（解釈）が暴走してしまうフシがある。起きてもいないことを何倍にも膨らませて不安や後悔を作り出す。もはや、いまのその瞬間に自分はいない。超ネガティブ人間のセルフイメージが出来上がってしまっている。

解決策は、まず自分の感情に気づくこと。
「いま自分は、未来につながる行動ができていないと考えているなぁ。」（否定も肯定もせずに、語尾に「なぁ」をただ感じてみる）→そして、もし自分じゃなくて、同じ境遇の友人だったらなんて声をかける？」

きっとこう答えてあげるはずだ。
「体調が悪い時は無理せずに、ゆっくり休んだ方がいいよ！その方が無理するよりよっぽど効率的だし。また明日から頑張ろうぜ！」

他人にはこんな風に優しく声をかけてあげられるのに、なんで自分には言えないんだろう。
自分への厳しさが、「価値のない自分」「完璧主義な自分「自己否定ばかりしてしまう自分」を作り出してしまっているんだと気づいた。

自己中で、社会に馴染めなくて、人から指摘されるのが嫌いで、これといった取り柄や才能がない、もしそんな風に考えていたとしても、ありのままの自分を認めてあげよう。いま受け入れてあげることが、未来の自分を作ってくれる。頭痛明けの頭で、少しだけそう信じることができた。