妥協して買った服を大切にできない理由。その小さな違和感が自分の本心なのだ

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どんなに小さくても、たいていその違和感は間違っていないことが多い。自分が抱いた違和感はそれじゃないことを教えてくれているサインなんだと思う。自分の中にあるしっくりこない感覚はどんなに頑張って見ないフリしたり、ポジティブに考えたりしようと思っても、いつか必ず顔を出してくる。

例えば「高くていいブランドだから手放さずに持っておこう。」「本当は黒が欲しいけど、在庫が無いからネイビーにしておくか。」こんな風に、自分の本音を無視して、しっくりこない感覚を持ち続けている限り、その服を大切にしたい気持ちは育っていかない。欲求や衝動にまかせて買った服は自分の『違和感のフィルター』を通して見るので、もはや本来の輝きを取り戻すこともない。クローゼットにある邪魔なモノとしか見れなくなってしまう。

20代の頃からずっと抱き続けてきた世間の常識や当たり前に沿うことの違和感。うっすら気付きながらも、自分なりに小さく反発してきたつもりだ。いくら自分の本音を隠したり、見ないフリをしたりしても、その違和感は無くならないことを洋服を通して気付けた。どんなに上手に違和感を隠し持っても、自分についた嘘はすぐにバレてしまう。

今、僕は自分に嘘をつき続けた結果、行き止まりにぶつかって引き返しているところ。違和感を持ったまま生きるのもできなくはない。でも最初から答えが決まっているなら、早めに手放した方がもう少しラクに目的地に行けるのかもしれないな。

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