負け組なりの戦い方

アスファルトの道を歩く男性

どうして、みんなと同じように生きられないんだろう?

普通に会社に行って、それなりに自分の役割を果たして、給料をもらう。
そんな、みんながやっている当たり前すらも、自分はまともにできなかった。

妻には。疑いようもなく仕事ができない夫を思われている。
息子はどう思っているんだろうな。恐ろしくて聞けないわ……

僕だって本気で働きたかった。
でも、どうしてもそんな気持ちにはなれなかったんだ。
目標もなく、ただ居場所を求めて彷徨い続けるダメな会社員。周囲に『僕は社会不適合者だ』と冗談まじりに言ってたけど、半分本気だった。

とにかく周りの目が気になって、正直、仕事どころじゃなかったもんなぁ。
販売や営業をしていた時も、僕がまともにできたのはストック整理や在庫管理だけだった。対人のストレスがかからないものばかり。いつも倉庫に逃げ込んで、ホッとしていたのを思い出す。

そんな場所でいくら自分なりに頑張っても、ろくに評価されなかったのが辛かった。人間関係が悪くなかったことだけが救いだったな。できない自分を必死に隠す、そんなスキルだけが身についてしまっている。

さすがに心折れるよなぁ。
……もう、いい意味で諦めよう。「降参!」って、潔く敗北宣言しちゃうのもありかもしれない。

僕は、息子に「これからどんな仕事するの?」と聞かれたら、「自分にしかできないことだよ!」と答えるようにしている。

でも、本当にそれしかないんだろうな。
今、世の中にある働き方には適合できないんだから。

世間的には負け組なのかもしれない。
それなら、自分を殺さないやり方で、生きやすい道を自ら作っていくしかない。

もう近所のパパたちのことを、憧れるのはやめよう。
最近、ようやくそう思えるようになった。

自分にできるか不安でしかないけど。

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