一旦、グレーのままで

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線路脇に咲いた一輪の花

今は、会社員でもフリーランスでもない。どっちでもないから、どっちがいいか迷うし、どっちを選択することもできる。ただの無職だからだけど。

これまでの僕は、会社員しか選べなかった。何回かは選ぶチャンスもあったはずなのに。社会的に、あるいは家族のために、「人並み」という枠の中で自分を守り抜こうとして、本当の意味も見出せないまま必死に稼いでいたようなもんだ。

やむなく仕事を退職して改めて、自分を偽ってまで死守していた20万円の重みを噛み締めている。だからと言って「会社員に戻ります」なんて発想にはまだなれない。過去3回、僕の心はあそこで死んだ。やりがいのない仕事を、ただ惰性でこなすだけ。あのあり方が正解だったなんて、逆立ちしたって言えるはずもない。

もっと自分らしい方法で20万が手元に残ればいいのに。実際、20万じゃ足りないけど。
それでも、自分にとって会社員はビチビチのライダースみたいに窮屈すぎる。本来、革ジャンは着込んでいけば自分の体に馴染んでいくものだ。けれど、あそこに通い続ける限り、いつまで経っても僕の体には馴染まなかった。それどころか、着るたびに僕の呼吸を止め、動きを縛り、常にうっ血しそうだった。

何にでもいちいち反応してしまう繊細すぎる自分には、組織は刺激が多すぎる。そのたびに3回も死んで、生き返って、また20万が恋しくなって同じ場所へ戻る。そんな繰り返しだった。

「頑張る」「根性」「現実的」とかって言葉はもう聞きたくない。自分との相性が悪すぎる。
安定は嫌いじゃないけど、それだけだといつも物足りなくなる。ご飯に乗せるふりかけやキムチはあるけど、メインのおかずがない食卓みたいな。安定のために身も心も会社に預けて、心を殺していたら意味がない。

心を保ちつつ、好きなことをやれるのがベストなんだろうけど、まだフワッとしすぎていて、自分でも言語化が追いつかない。

白か黒か、どっちかに決めようとするからしんどくなるのかもしれない。どっちかに振り切らなきゃいけないという強迫観念が、自分を追い詰めているんだろうなぁ。

今のグレーが、どっちの色に染まっていくかはまだわからない。けれど、答えは自分の中にしかない。だからこうして、ぐちゃぐちゃな感情に向き合って、進むしかないんだんなぁ。そのためにも細かい感情を見逃さないように、しゃぶり尽くしてやる。

そもそも白か黒かが、自分の幸せかなんてわからないしな。 グレーな今の自分を存分に楽しもう。ひょっとしたら、自分なりのグレーのままの働き方が見つかるかもしれないもんなぁ。

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