「10年後もお気に入りの服を着ていたい」そんな願望をお持ちではありませんか?
実は、服選びのちょっとした秘訣を知っておけば、10年間共に過ごせる服を見つけることができるんです。
私も、服を選ぶときは「長く着れるか」がまず最優先。その結果、10年以上の付き合いになる服や靴をたくさん所有しています。
長く服を愛用していくことの大切さや楽しさを分かち合いたいと思い、この記事を執筆しています。
本記事では、使い捨てではない洋服の本当の魅力をお伝えできればと思います。
10年と言わず、この先ずっと服を長く愛用していきたい方にとって必見の内容です。
服を10年着るメリット

服を10年着ることで、主に3つのメリットがあります。
ここでは、服を長く着ていく中で得られる効果についてくわしくご紹介します。
経年変化を「自分だけの物語」として楽しめる
服を10年着ることは、単に物を長く使うということではありません。
服と共に時間を重ね、自分だけの物語を創っていくことでもあります。
新品の時にはなかった色落ち、シワ、擦れ… それらはすべて服を着て過ごした時間の証です。
たとえば、使用を重ねたことによるデニムの色落ちや革製品の風合いの変化などの経年変化は、自分にしか出せないオリジナルの状態になっていきます。
自分の体型や着用状況に合わせて変化していく服や靴は、あなたの人生のパートナーとして共に成長し、深みを増していくのです。
使い込むほどに生地の風合いや色合いが変化し、愛着が増していきます。
それこそ、長く着ることでしか味わえない、かけがえのない一着へと育っていく過程であり、服を大切にする醍醐味と言えるでしょう。

流行に左右されない「自分のスタイル」が確立される
服を10年着続けることで、流行に流されない、自分だけの確固たるスタイルを確立できるようになります。
本当に好きなもの、自分に似合うものをきちんと理解していなければ、同じ服を10年も着続けることはできません。一時的なトレンドに飛びつくのではなく、自分自身の軸を持つことが重要です。
たとえば、最初は新品だったジーンズが年月と共に色落ちしたり、擦れていったりして自分だけの風合いに変化していきます。その過程でどんなトップスと合わせるか、どんなアクセサリーを身につけるかなど、さまざまな試行錯誤を自然と重ねていくはずです。
そうした経験を通して、いつの間にか自分らしい着こなしが見つかり、周りの目を気にすることなく自分だけのスタイルが確立していくでしょう。
10年着た服は自分そのものです。
自分の個性や経験が、その服を通して表現されるといっても言い過ぎではありません。
環境にもお財布にも優しい「かしこい選択」ができる
服を長く着ることは、結果的に環境的や経済的にかしこい選択となるでしょう。
ファストファッションのように、安価な服を次々と買い替えるサイクルは、大量生産・大量廃棄を招き、環境に大きな負担をかけてしまいます。
一方、1着の服を大切に長く着ることで、資源の無駄遣いを減らすことにつながります。
また、買い替えの頻度が減ることで、長い目で見ると服にかける費用を大幅に節約に。
このように、服を長く着ることで経済的なメリットと環境への配慮を両立できるので、結果的に一石二鳥になるのです。サステナブルな未来のためにも、ぜひ服を大切にするライフスタイルを始めてみませんか。
服を10年着る際の注意点

続いて、長く服を着る上で避けられないリスクがあることも、きちんと理解しておく必要があります。
ここでは、服を長く着続けることで起こりうる3つの注意点について解説していきます。
時代遅れになるリスクがある
ファッションのトレンドは常に移り変わるものなので、10年前のデザインが今のトレンドに合わなくなる可能性があります。
服のデザインやシルエットなどは、10年もあれば大きく様変わりします。
お気に入りの服を長く大切に着ていても、ふと「このデザイン、もう古いかも…」と感じてしまうことありますよね。
そうすると周りの目が気になったり、なんとなく気分が乗らなかったり…その結果、着用する機会が減りクローゼットに眠ったままなんてことに…
でも、対策はあるから大丈夫!
定番アイテムを選んだり、着こなしに変化をつけたりすることで流行に左右されず、長く愛用していける方法はちゃんとあります。
具体的な方法を早く知りたい方は、後述する「10年後も着れる服の選び方」で紹介していますのでご覧ください。
手入れに手間がかかる
「服を長く着るには、お手入れが大切」…それは分かっていてもつい後回しにしてしまうこと、ありますよね。
とくに忙しい毎日を送っていると、日々の洗濯やアイロンがけ、クリーニング…考えるだけで気が重くなってしまうかもしれません。服の扱いに無頓着な方にとっては、大きな負担になる可能性があります。
ただし、手間をかける分だけ服への愛着が深まることを知れば、日々のケアも苦にはならなくなります。愛情を込めて手入れをしていくことで、最初は面倒だと感じてもいつの間にか習慣化できるようなるでしょう。
普段、ズボラな私も洋服のケアだけは欠かしません。自分が心から大切にしたいと思ったもののためだったら苦にならなくなるはずですよ。
体型変化に対応できない可能性がある
10年という期間で、体型の変化は誰しも想定しておく必要があります。
若い頃はぴったりだった服も年齢を重ねるにつれて、ウエストがきつくなったり、肩幅が合わなくなったりすることは決して珍しいことではありません。
そうした体型の変化は、長く服を着用していく上で天敵とも言えます。
だからと諦めてはいけません!
体型変化に対応するために、今からできることもあるんです。
- 日頃から体型維持を心がける
- 購入時は、少し先の未来を想像して服を選ぶ
- いざという時はリサイズやお直しも検討する
大切な服を、体型の変化であきらめてしまうのは、本当に悲しいことですよね。
今日からできることを少しずつ実践すれば、お気に入りの服ともっと長く、もっと素敵な関係を築いていけるはずです。あきらめなくて済むように、今日できることから心がけてみましょう。
10年後も着れる服の選び方

ここからは、お気に入りの服をできるだけ長く着続けたい方に向けて、10年後も愛用し続けられる服や靴選びのコツを3つご紹介します。
知っておくだけで、5年、10年と長い期間いっしょに過ごしていけるでしょう。
ベーシックなデザインを選ぶ
10年後も着られる服を選ぶ上で大切なのがデザインです。
トレンドに左右されやすいデザインは、そのときおしゃれに見えても数年後には時代遅れになってしまうことも!
また、どんなにデザインが良くてもデザインが個性的すぎたりすると、着用頻度が減りクローゼットに眠ったままになりやすいです。
そんな状態にならないためにも以下の点を意識し、シンプルで飽きのこない普遍的なアイテムを選ぶことが大切です。
- 色 / 柄
– ブラック、グレー、ネイビー、ホワイト、ベージュなどのベーシックカラーを基調とする。
– 柄物を取り入れる場合は、ストライプ、ボーダー、チェック(小さめの柄)など、定番の柄を選ぶ。 - 形
– 流行り廃りのない定番シルエットのアイテムを選ぶ。 - 装飾
ロゴや刺繍、過度なデザインが目立つものは避け、無地またはワンポイント程度のシンプルなものを選ぶ。
とは言え、シンプルな服装だけでは物足りなさを感じる方もいる方もいるかもしれません。
そんな時は、ベーシックなアイテムの中に、デザイン性のあるアイテムを一点だけ取り入れるなどの工夫をするのがおすすめです。ちょっとした工夫次第で、他とは被らない自分らしいスタイリングを楽しめます。
長く着れる上質な素材を選ぶ
服を長く着る上で素材選びも大切な要素のひとつです。
安価な素材は耐久性が低く、すぐに型崩れしたり、色褪せたりしやすいので長く着るのには向きません。
服を10年後も着続けるためには上質な素材を選ぶのが不可欠です。
具体的には、以下のような素材がおすすめ。
・天然素材
綿、麻、ウール、シルクなどの天然素材は、通気性や肌触りが良く、着心地が良いのが特徴。適切にお手入れすることで長く愛用できる。
・耐久性の高い素材
デニム、レザー、キャンバスなどの耐久性の高い素材は、長く着込むほどに風合いが増し、自分だけの味を出しやすい。
・高品質な化学繊維
近年の技術革新により、天然素材と遜色のない高品質な化学繊維も開発されている。耐久性や機能性が優れているだけでなく、お手入れが簡単なのも魅力。
最初は、素材の良し悪しを判断するのは簡単ではありません。
お店で実際に商品に触れて、素材の質感や肌触りを確かめてみることをおすすめします。
ネットで購入する場合は、同じ商品を複数のサイトで掲載されている画像や商品説明をチェックしてみましょう。
不明な点を直接お店に問い合わせれば、素材についての詳細な情報が入手できるはずです。
自分に合ったサイズ感の服を選ぶ
服を10年後も快適に着続けるには、自分の体型や気分に合ったサイズを選ぶことが大切です。
どんなにお気に入りの服でも、サイズに違和感があると着る機会が減ってしまいます。
私も以前はサイズ選びで失敗して、泣く泣く服を手放したことが何度も!
だからこそ、服を選ぶときは以下の3つのポイントを意識することをおすすめします。
- 流行に左右されないサイズ感を選ぶ
オーバーサイズや極端にタイトな服は避け、程よくゆとりのある、ベーシックなサイズ感を選びましょう。 - 体型の変化を想定しておく
年齢とともに体型は変化するもの。ジャストサイズよりも、少しだけゆとりのあるサイズを選ぶと、長く着用できます。 - 素材の特性を考慮する
特に、綿や麻などの天然素材は、洗濯後に縮むことがあります。チヂミを考慮して、大きめのサイズを選んだ方がいい場合があります。
オンラインショッピングが主流の今ですが、可能であれば、実店舗で試着することを強くおすすめします。
実際に試着して、着心地やシルエットをしっかり確認することが、10年後も後悔しない服選びの秘訣です。
【即実践】服を10年着るために知っておきたいケア方法

お気に入りの服や靴を長く使い続けるには、日々のメンテナンスが不可欠です。
正しいケアで服の寿命を伸ばし、綺麗で清潔な状態を長く保てます。
ここでは、服を10年着ていく上で重要な洗濯・乾燥方法や保管時の注意点、修理・リペアの活用術について、くわしく解説していきます。
正しい洗濯・乾燥方法
定期的に洗濯することで服の汚れを落とし、清潔な状態を保てます。
ただし、間違った方法で行うと生地を傷めたり、色落ちの原因になったりする場合も。
そこで、以下の点に注意して正しい洗濯・乾燥方法を実践すれば、洋服のダメージを最小限に抑えられるでしょう。
- 洗濯表示を確認する
洗濯表示には洗濯機で洗えるか、手洗いが必要か、乾燥機の使用は可能かなどの情報が記載されています。必ず洗濯表示を確認し、指示に従って洗濯しましょう。 - 洗濯ネットを使用する
デリケートな素材の服や装飾が多い服は、洗濯ネットに入れて洗うことで摩擦によるダメージを軽減できます。 - 中性洗剤を使用する
おしゃれ着用の洗剤などの中性洗剤を使用することで、生地への負担を減らし、色落ちを防止できます。 - 乾燥機はできるだけ避ける
乾燥機は高温で服を乾かすため、生地が縮んだり、傷んだりする可能性があります。できるだけ自然乾燥させるのがおすすめです。なお、脱水は服を痛めやすいため、なるべく短い時間に設定しましょう。 - 陰干しをする
色褪せを防ぐために直射日光を避け、風通しの良い場所で陰干ししましょう。
上記は超基本的なケアですが、正しい知識を知っているか、ちょっとした意識や工夫ができるかで服の寿命は大きく変わります。
また、洗濯不可の衣類や自分で取り扱うのが不安なものは、迷わずクリーニングに出すことで服を長持ちさせられるでしょう。あまり過剰に意識すると長続きしません。あくまでも自分が苦にならない範囲で日頃のケアをしましょう。
保管時の注意点
洗濯後の保管方法も服の寿命に影響します。
可能な限りクローゼットの環境を整えて、使用してない服が快適に休める環境を作ってあげましょう。
衣類を保管する際は、以下の方法が有効です。
- クローゼットの湿気対策をする
湿気はカビや虫食いの原因になるため、除湿剤や乾燥剤をクローゼットに入れて定期的に換気する - 服に適したハンガーを選ぶ
型崩れを防ぐために、厚みのあるハンガーや肩のラインに合ったハンガーを選ぶ - 防虫剤の使用する
ウールやカシミヤなどの天然素材の服は、虫食いの可能性が高くなるため防虫剤を使用する - 物によっては畳んで収納する
シワになりやすい素材の服は、畳んで収納するよりもハンガーに掛けて収納する - シーズンオフの服を適切に保管する
長期間着用しない服は、クリーニングに出してから防虫剤と一緒に収納ケースに入れて保管する
服を10年着るには使用しない期間の保管状況に気を配ることが大切!
上記以外にも、革製品は高温多湿の日本の気候に大敵なので、通気性のいい場所に保管するなどの適切なケアが必要です。
修理・リペアの活用術
服を長く着ているとどうしてもほつれや破れ、ボタンの取れなどのダメージが発生してしまいます。
以下のように丁寧に修繕することで、さらに愛着の湧く存在になってなっていきます。
- 自分で修理する
ボタン付けや簡単なほつれ直しなどを自分で修理する。 - リペア専門店に依頼する
破れやシミなど、自分では修理できない場合は、リペア専門店に依頼する - リメイクを楽しむ
サイズが合わなくなった服やデザインが古くなった服を、リメイクして新たな価値を生み出す
まずは自分で簡単にできるボタン付けがおすすめです。
YouTubeなどでも取り付け方がたくさん紹介されているので参考にしてみましょう。
服は、愛情を込めてケアすることで愛情が深まっていきます。服を単なる消耗品ではなく、家族の歴史を繋ぐものとして大切にする…。そんな海外の文化って素敵ですよね。
日々のケアを習慣にして、お気に入りの服を10年後も大切に着続けていきたいですね。
10年愛用できるおすすめアイテム5選
ワードローブに加えておけば10年後も活躍間違いなし!時代を超えて長く愛用できるファッションアイテムを5つご紹介します。
これらのアイテムは、普遍的なデザインや高品質・タフな素材、優れた汎用性を兼ね備えています。
この先ずっと、あなたのスタイルになくてはならないモノになるでしょう。
リネンシャツ
涼しげで上品な印象を演出できるリネンシャツは春夏の定番アイテム。
リネン特有のナチュラルな風合いは着込むほどに柔らかくなり、肌に馴染んで自分だけの一着になっていきます。
シンプルなデザインを選べば、カジュアルからきれいめまで幅広いスタイルに対応します。
リネン(麻)と言えば、夏の定番として知られていますが、実は繊維の構造上、その高い保温性から秋冬の着用にも適しているんです。
夏はさらりと一枚で、春や秋はジャケットやカーディガンのインナーとして一年を通して活躍してくれること間違いなし。
オイルドジャケット
英国発祥のオイルドジャケットは耐久性と防水性に優れ、まさに一生モノと呼ぶにふさわしいアイテム。
防水性を高めるために染み込ませたオイルが、独特の風合いと経年変化を生み出します。
着込むほどに体に馴染み、自分だけの味が出てくるのが魅力です。カジュアルなスタイルにはもちろん、スーツの上から羽織ってもサマになる万能アイテムとして活躍。
雨の日にも頼りになる存在で、アウトドアシーンでも重宝します。オイルドジャケットは、定期的にオイルを入れ直し(リプルーフ)、適切にお手入れすることで、より一層長く愛用できます。
ウールコート
冬の定番アウターとして欠かせないのがウールコート。
上質なウール素材を使用したコートは暖かく、季節感や上品な印象を演出できます。
シンプルなデザインを選べば、ビジネスシーンからカジュアルシーンまで幅広く活躍。特に大人の男性のワードローブにはなくてはならないアイテムです。
また、長く愛用するにはクリーニングに出すだけでなく、普段からブラッシングをしたり、保管方法に気を配ったりするなど、日頃のお手入れが大切です。
デニムパンツ
カジュアルスタイルの定番として、もはや説明不要のデニムパンツ。どんなアイテムとも相性が良く、着回し力抜群です。
長く愛用するには、自分の体型に合うサイズやシルエット選びが大切です。
また、特有の経年変化を楽しむなら最初は濃いインディゴカラーを選び、穿き込むんで自分だけの風合いを出すのも楽しみ方の一つ。
ダメージ加工のない、シンプルなストレートシルエットのデニムを選べば、時代を超えて愛用できるでしょう。
ジャケットスタイルにデニムパンツ、デニムパンツに革靴などの外しを効かせたコーディネートも楽しめます。
レザーシューズ
足元を上品に演出してくれるレザーシューズは、大人の男性なら一足は持っておきたいアイテム。
革の質感やデザインによって、さまざまな表情を見せてくれます。
長く愛用するためには高品質なレザーのものを、丁寧に手入れをしていくことが大切です。定期的にクリームを塗ることで革の乾燥を防ぎ、美しい状態を保てます。自分で靴磨きをすることで、レザーシューズへの愛着はさらに深まっていくでしょう。
また、最初は足に馴染まず履き心地が良くなくても、手入れを重ねるうちに自分の足にフィットしていくのが、レザーシューズならではの魅力です。
フォーマルな印象が革靴ですが、カジュアルなスタイルにも合わせやすく足元を上品に引き締めてくれます。
革靴の取り入れ方に自信がない方は「革靴を私服で使うのはおかしい?どうしてもカッコよくならない悩みを解決」の記事を参考にしてみてください。
まとめ:10年着る服は人生を共に歩むパートナー
10年の間、服と共に過ごしていく中で、単なる衣服ではなく自分の人生のパートナーとも言える存在になっていきます。
この記事では服を長く愛用するための選び方や、ケアの秘訣などをお伝えしてきました。
まず、アイテムを選びのポイントとしては、ベーシックなデザインと上質な素材を選び、自分に合ったサイズ感を見極めること。
そして、正しい洗濯・乾燥方法を実践し、保管時の注意点にも気を配ること。さらに、修理やリペアをすることでより長く着用でき、愛着も深まります。
ぜひ、今日からあなたも服を「10年着る」という選択をしてみませんか?
きっと、これまでとは違う洋服への新しい価値観を見つけられるでしょう。
愛用する服たちがそのことを教えてくれるはずです。
使い捨てではない服の魅力をいっしょに共有していきたいですね。
もし買い物で迷ったら、「10年後、この服を着ている自分を想像できる?」と問いかけてみてください。そうすると本当に必要なものが見えて来るはずです。